伊良部の球場改修に着手/平成の森公園内
来年4月供用開始へ/市議会臨時会請負契約可決 発注額20億円
宮古島市は伊良部佐和田の平成の森公園内にある野球場の全面改修に着手する。市議会(山里雅彦議長)が30日に開かれた臨時会で市が発注するメインスタジアム建設などの工事請負契約を可決した。今回の発注額は約20億円。工期は来年3月末で4月の供用開始を目指す。また来年度以降はサブグラウンド、雨天練習場、投球練習場(ブルペン)などの整備を計画しており、平成の森公園は一部を残してほぼ「ベースボールパーク」仕様に様変わりする。
可決されたのはメインスタジアム(野球場本体)の建築工事、管理棟やミーティング室、ケータリング施設が入るスポーツ交流棟工事、電光掲示板などを含む外構工事。
発注額はメインスタジアムが5億6100万円、施工は尚輪興建。スポーツ交流棟が4億920万円で施工は先嶋建設。外構工事は8億4364万6916円で施工は三和建設・大政建設・新幸組共同企業体。ほかにメインスタジアムの機械工事が4800万円、電気工事が1億251万3000円で発注された。事業費は防衛省の施設周辺整備事業の補助金で3分の2をまかなう。
野球場は両翼100メートル、センターが122メートルで市民球場とほぼ同じ広さのプロ野球対応規模。
市は2月10日に工事の安全祈願祭を予定している。