教育・文化
2020年2月4日(火)8:57
華麗な舞、観客魅了/藤間流凰太郎会
10年に一度の「舞踊会」
日本舞踊藤間流凰太郎会(藤間凰太郎会主)の第5回舞踊会が2日、マティダ市民劇場で開かれた。弟子ら15人が磨き抜かれた華麗な舞を披露し、観客から大きな拍手を浴びていた。舞踊会は10年に一度の開催という。
幕開けは藤間凰之さんと藤間寿太郎さんによる長唄「風流船揃」。隅田川の屋根船のにぎやかさを軽やかに演じた。
宮国優乃佳さんは、長唄「越後獅子」を披露した。七変化舞踊の一つで、衣装替えを行うなど変化に富んだ内容で観客を魅了した。
最後には会主の藤間凰太郎さんが登場。長唄「宝船」を華麗に表現し、盛況のうちに幕を下ろした。
会場には多くの市民が集まり、ほぼ満席状態となった。演目に合わせて背景が変わるなど手の込んだ演出を楽しみながら、次々に繰り広げられる踊りの世界に引き込まれていた。