農道沿いに大量不法投棄/家庭ごみなど、軽トラ2台分
平良地区の農道沿いの造林地に、大量の不法投棄ごみが見つかった。管理している市みどり推進課(根間正三郎課長)の職員らが5日、撤去作業を行い、軽トラック2台分のごみを拾い集めた。この場所は不法投棄が後を絶たず、同課では「不法投棄は犯罪ということを認識してほしい」と話している。不法投棄は5年以下の懲役、もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方を科せられる。
不法投棄が見つかったのは、平良西里のJAおきなわ宮古地区本部北側の「農道3号」沿い。
約500㍍にわたり、紙おむつなどの一般の家庭ごみや車のタイヤ、テレビ、扇風機、ラジカセ、バイクのシート、空き缶、ペットボトルなど多岐にわたって捨てられている。
造林地にはフクギやテリハボクが植えられており、ごみは、育林のために行われる下草刈りの際に見つかった。
下草刈りは年2回実施されており、そのたびに不法投棄が確認されるという。
農道は、車同士がすれ違うにはぎりぎりの幅だが、県道号線から市内に抜ける「裏道」として車の行き来が多い。
ごみは道路沿い両側に捨てられており、車道に落ちているごみもあることから、多くが走行中に車の中から投げ捨てられたものとみられる。
根間課長は「下草刈りをするたびにごみが後から後から出てくる。エコの島を宣言し、自然環境保全を訴えているはずだが一向に不法投棄が無くならない」と市民のモラルやマナーの低下を嘆いている。