イソヒヨドリに餌付け
運転手と毎朝ほのぼの交流
毎朝午前8時ごろになると、市内の大型スーパーの駐車場には1羽のイソヒヨドリが周囲を確認しながら、そわそわと何かを待っている様子で駐車場内を飛び回っている。
待っているのは毎朝その時間帯に訪れるごみ収集車だ。その車が駐車場に姿を現すと、すぐに飛び立って車を追い掛ける。
車が駐車スペースに止まると、運転手側のサイドミラーに舞い降りて、車内の様子をうかがう。その姿は、ほのぼのとしていて見る者を笑顔にしてくれる。
運転席側の窓から出た手にあるパンくずを、くちばしで受け取ったイソヒヨドリは大喜び。
さらに、運転席から駐車場に降りた男性を見上げながら再び餌を要求。何度も男性の手にあるパンくずをついばむ姿は、出勤前に偶然その光景を見たドライバーの目を楽しませている。
餌を与えている男性によると、以前から鳥たちに餌を与えていたが、数年前からこのオスのイソヒヨドリだけが駐車場に来るとサイドミラーに舞い降りて、餌を要求するようになったという。
男性は「休みの時以外は毎朝ここに来るけど、ほとんどこの鳥がやってくる。見ていてとてもかわいいし、餌やりは私の日課にもなっているよ」と笑顔になった。