「模範」に松堂、洲鎌、砂川さん/「教育の日」
社会教育功労は新城さん/市教委 16日の市民大会で表彰
市教育委員会(宮國博教育長)は12日、「教育の日」にちなむ模範児童生徒と教育功労者を発表した。模範児童生徒の部は北小6年の松堂彩香さん、下地中3年の洲鎌太陽さん、宮古高校2年の砂川朝博さん。社会教育功労の部では市文化協会理事で元中学校教諭の新城美津枝さん(69)=市平良下里=の計4人が選ばれた。16日に市未来創造センターで開催される「市の教育を語る市民大会」で表彰される。
松堂さんは児童会活動の中心メンバー。ミニバスケットボール、陸上競技大会などで活躍。全国学力・学習状況調査でも好成績で学業面でも秀でている。洲鎌さんは生徒会長として、より良い学校づくりに努力。作文で県警本部長賞受賞、サッカーU-15の県代表に選ばれ、学業の成績も優秀。砂川さんは理数科に通い、成績優秀。卓球部では県高校総体でダブルス優勝、学校対抗優勝を成し遂げた。
新城さんは元中学校国語教諭で、子供たちへの俳句指導などさまざまな活動に尽力。市文化協会では文芸部会を担当し、市民の文芸活動を支援している。また10年以上、市放課後子ども教室コーディネーターを務めている。
この表彰制度は、他の模範となる児童生徒や教育活動で貢献のあった人を表彰し、その活動を支えることで優秀な人材を輩出、育成することなどが狙い。
4人が表彰される「市の教育を語る市民大会」は16日午後2時から市未来創造センターで開催され、講演では84歳のデジタルクリエーター若宮正子さんが「私は創造的でありたい~人生100年時代の学び直し~」をテーマに講演する。若宮さんは還暦を過ぎてからパソコンを始め、独学で技術を習得し、81歳でゲーム用アプリを開発。アップル社主催の世界開発者会議に特別招待されるなど「世界最高齢のプログラマー」として注目を集めている。
会見で宮國教育長は「市民大会は教育について親子で話し合う良い機会になる。多くの市民が来場してほしい」と呼び掛けた。