「自民公認は棚原氏」/県議選
島袋氏と市長、与党市議が強調
自民党県連の幹事長で、県第4選挙区支部幹事長の島袋大県議が12日、下地敏彦市長と市議会の与党市議と市内で会見を開き、6月の県議選挙の宮古島市区においては市議の棚原芳樹氏(56)が自民党県連の唯一の公認候補であることを改めて強調し、地元で棚原氏を支える市長、市議らと一致団結した選挙戦を展開することに意気込みを示した。
宮古島市区においては、現職で保守系の座喜味一幸氏(70)がいるが、自民党県連は昨年11月に地元宮古支部の棚原氏の擁立を受けて公認を決定し、発表している。
座喜味氏側も2月6日に後援会に対して出馬の決意を示し、3月中旬をめどに正式な表明を行う予定で、保守分裂の可能性が高まっている。
島袋氏は「私は今回、第4区選挙区支部の幹事長という立場で来ている。現職が出るかどうか分からないが自民党の公認候補はあくまでも棚原さんであり、当選に向けて頑張っていこうという話し合いを持った」と話した。
会見に同席した棚原氏も「市民の中には『座喜味氏にも公認が出るのか』『県連は座喜味氏を推薦するのか』との考え方を持っている人もいるが、私が公認だということを明確にするための会見だと思っている」とし、同市区における自民党県連の唯一の公認候補との立場を強調した。
そのほか島袋氏は、座喜味氏が現在、自民党への復党を求めて同県連と同支部の西銘恒三郎支部長に復党願が出されているが、受理されていない状況を説明。
その上で「復党の手続きは地元支部を通して手続きを踏むよう求めているので受理はされていない。公認についても地元支部の了承を経て第4選挙区支部長から県連に示されて、選対委員会で了承されてから公認証が交付される。その公認を受けた棚原氏に頑張ってもらう」とし、棚原氏で一致団結した選挙戦を訴えた。