新型肺炎の相談が増加/宮古保健所
県内初感染確認以降8件
新型コロナウイルスの感染者が沖縄本島で初めて確認された14日以降、市民から宮古保健所へ相談する件数が増えている。18日までの5日間で計8件の相談があった。同所によると、相談内容や県が作成した受診先案内フロー図に照らし合わせてみても、新型コロナウイルス感染が疑われるような症状、状況は確認されていないという。
同所は13日に「帰国者・接触者相談センター」を立ち上げ。新型コロナウイルス感染症が疑われる人の相談を受け付けている。
同所によると「海外に行った」「那覇に行き、モノレールやタクシーに乗った」として、相談者本人やその家族、関係者らが新型コロナウイルスに感染していないかを心配する相談があるという。
相談件数は1月16日から2月13日までの約1カ月間で計11件だったが、県内初の感染が確認されたという報道を受けた14日以降から増えたという。
同所では状況を詳しく聞き感染の心配がなさそうであれば、かかりつけ医での受診を促すなどの対処をしている。
新型コロナウイルスの感染が疑われる場合は、医療機関を受診する前に保健所に電話連絡するよう引き続き呼び掛けるとともに、せきエチケットやうがい、手洗いなどの徹底を促している。
新型コロナウイルス感染症の疑いのある場合の相談先は宮古保健所(電話73・5074)。