キックベースで交流/知的障がい者
仲間とスポーツ大会満喫
「支えあい、助け合おうよ宮古の仲間たち!」をスローガンに2019年度宮古地区知的障がい者スポーツ大会(主催・県、宮古地区手をつなぐ育成会など)が19日、JTAドーム宮古島で開催された。今回は3施設から約200人の選手と保護者、関係者、ボランティアが参加し、キックベースボールで笑顔の交流を楽しんだ。
開会式で、同育成会の松川英世理事長は「この大会は20年以上続く歴史ある大会。競技を通して互いに交流を深めながら楽しい時間を過ごしてほしい」と呼び掛けた。
来賓あいさつで、長濱政治副市長は「令和になってから初めての大会なので、寒さを吹き飛ばしながら元気にプレーして楽しい大会にしてほしい」と話した。
選手宣誓では、各チームの代表が「この大会を楽しみにしていた。チームの力を合わせて優勝目指して頑張りたい」と力強く意気込みを示した。
今大会は、当初4施設の参加が予定されていたが新型コロナウイルスの影響を受けて、1施設が参加を取りやめている。
キックベースボール競技は、1試合4イニング制の制限時間40分で行われた。参加者たちはドームの屋根めがけて力強くボールを蹴り上げると、会場全体に歓声と応援の声が響いた。
Aグラウンドの1位は「あけぼの学園」。Bグラウンドの1位は「地域活動支援センターあだん」となった。
このスポーツ大会は、知的障がい者相互の親睦を図りつつ、障がい者の自立と社会参加を促進することが狙い。地域社会における障がい者福祉に対する理解の広がりも兼ねている。