源河さん、宮古初の功労賞/全日本軟式野球連盟が贈る
宮古野球連盟前会長の源河邦男さんが軟式野球界発展に尽くしたとして、全日本軟式野球連盟(木下宗昭会長)から功労賞を受けた。宮古では初という。源河さんは約40年間にわたり宮古野球連盟に所属。底辺拡大や後輩の指導、審判員の技術向上などに携わり、19日に3期6年間務めた会長職を退いた。「最後にこのような賞を頂けるとは夢にも思わなかった。先輩たちの指導と周囲の皆さんの協力のおかげ」と喜びと感謝を述べた。
表彰は13日に京都市で行われた全日本軟式野球連盟の定時評議員会の中で行われた。功労賞は全国で15人、県内では源河さん1人だった。
源河さんは日、宮古毎日新聞社を訪れ、対応した伊志嶺幹夫社長に喜びを報告。「仕事をしながら土、日は野球の試合や審判に明け暮れた」と振り返った。
県民大会野球競技で宮古チームが優勝したことや、宮古で初めて九州連合会から審判技術指導員の資格を受けたことなどが「特に印象に残っている」と話した。
また、会長時代に初めて県の審判指導員を招き講習会を開いたことを挙げ「宮古の審判技術は県内でも上位だと思う」と述べ、さらなる技術向上に期待を示した。
宮古野球連盟は主催事業のほか、小、中、高校野球などの各大会で審判員として大会を支えている。
源河さんによると、社会人チームはピーク時は約130チームあったが、現在は100チームに減少しているという。「新会長の下、宮古野球界の発展に向けこれからも一丸で取り組んでほしい」とエールを送った。