知念、真栄城、仲間決勝へ/本社主催
第42期宮古本因坊戦1次予選
第42期宮古本因坊戦(主催・宮古毎日新聞社、主管・日本棋院平良支部、協賛・こすみ囲碁教室)の1次予選が23日午前10時から同教室で行われた。21人の有段者が参加しトーナメントの結果、知念一将六段、真栄城佑次六段、仲間勝之六段が来月1日の決勝リーグに勝ち進んだ。決勝リーグの参加者は池間博美現本因坊と1次予選を突破した3人の計4人。池間現本因坊の4連覇なるかや若手の真栄城六段(27)の宮古本因坊戦初優勝なるかなどが注目される。
開会式で宮古毎日新聞社の伊志嶺幹夫社長は「囲碁の宮古一を決める伝統の大会宮古本因坊戦が2週にわたって行われる。今年も実力者がそろった。決勝リーグ入りを目指して頑張ってください」とあいさつした。
トーナメントは三つのブロックに分かれて行われ、各盤上では力と力がぶつかり合う熱い戦いが繰り広げられた。
Aブロックでは仲間六段が強豪の知念正夫六段を破り、決勝は本村尚三五段と対戦。仲間は相手の模様をうまく消して押し切った。仲間は初の決勝リーグ入り。「決勝リーグのメンバーはみんな強い。1勝を目指したい」と抱負を語った。
Bブロックには強いメンバーがそろった。真栄城六段は2回戦で宮城實一六段を破り決勝はベテラン平良博彦六段との注目の対局。戦いの連続となった碁は白番の真栄城が中央の黒大石を取り勝負を決めた。
真栄城は3回目のリーグ入り。「初優勝を目指して頑張る」と意欲を見せた。
Cブロックの決勝では知念六段と砂川健六段が対戦した。黒番の知念は上辺の競り合いで優勢になり押し切った。知念は本因坊戦では4回優勝している。「今年は池間さんの連覇を阻止したい」と話した。