宮古男子 県一の栄冠
3度目の挑戦で初
女子選抜も健闘3位
県小学選抜バレー大会
2019年度JA共済第3回ジュニアバレーボールフェスタ県小学生選抜大会が22、23の両日、西原町民体育館であり、男子の部で宮古選抜が初優勝した。チームのエースでキャプテンの源河朝敬君は「ベスト6」メンバーにも選ばれた。與座清隆監督は「3度目の挑戦で優勝することができた」と喜びをかみしめ、「子どもたちに感謝したい」と話した。女子の宮古選抜は3位に入賞した。
大会には国頭、中頭、浦添、那覇、島尻、宮古、八重山の7地区から男子の部に8チーム、女子の部には12チームが出場した。
男子宮古選抜は、22日の予選リーグで、島尻、中頭Z、中頭αに勝って決勝トーナメントに進んだ。
同トーナメント1回戦では浦添に勝利。準決勝では予選リーグで戦った中頭Zを2-1で下した。
決勝の相手も予選リーグで当たった中頭α。ここもフルセットまでもつれる展開になったが、総合力で粘る相手を退け、この大会念願の優勝を飾った。
勝因は大会を通して全員のサーブが光ったこと。與座監督は「サーブが良いことで相手を崩せた」と振り返り、的確なサーブを打てる選手の技術をたたえた。
攻撃の軸は源河君だ。170㌢の高さを生かして強烈なスパイクを連発。相手が警戒して3枚のブロッカーをつけると、ブロックアウトを狙ったり、フェイントを入れたりして守備陣を翻弄(ほんろう)した。
與座監督は「源河は打ち分ける技術がすごい。その源河の攻撃を生かそうと全員がボールをしっかりつないだ。理想通りの展開で優勝できた」と話した。
チームを引っ張った源河君は「みんなが大きな声を出して戦えた」とチームのまとまりを強調。「応援席からも大きな応援がたくさん届いた。だから、みんなの力で絶対に優勝して喜ばせたかった」と話した。2年連続で優勝できなかった悔しさにも触れ、「監督を優勝監督にしたかった。実現できて良かったです」と誇らしげだった。