ミサイル発射台車両を搬入/陸自配備計画で
地対艦誘導弾部隊宮古入り
宮古島への陸上自衛隊ミサイル部隊の配備に伴い3日早朝、上野千代田にある宮古島駐屯地に地対艦誘導弾部隊が使用する車両が搬入された。誘導弾発射台などを装備した車両も含まれているが、陸自西部方面隊では今回搬入された車両には誘導弾などは搭載されていないと説明し、「全ての車両の搬入が終えたわけではない。引き続き安全などに配慮し搬入を進めていきたい」と話した。
この日宮古入りしたのは地対艦誘導弾部隊。車両を搭載した船は平良港に午前5時ごろ入港し、陸揚げされた後は約10台ほどの車列で国道390号などを通り、宮古島駐屯地に移送された。同方面隊は宮古毎日新聞社の取材に対し、宮古島へ配備予定の車両は全部で約120台で、今後も貨物船を利用して複数回に分けて輸送を予定していると回答した。
また、「車両の搬入が全て終わっているわけではないので今後も安全に配慮しつつ車両等を搬入していきたい」とコメントした。
一方、今回搬入された車両に誘導弾発射台が装備されている車両もあることを踏まえて、ミサイルやその他の弾薬が搭載されているかとの質問に対しては、「今回配備された地対艦誘導弾部隊の車両にはミサイル弾などは搭載されていない」と強調。弾薬は城辺保良地区の「保良鉱山」で建設が進められている弾薬庫で▽地対空誘導弾▽地対艦誘導弾▽中距離多目的誘導弾▽迫撃砲弾-が保管される。