マルクスブルク城に映像出現/ドイツ村
関係者招き試写会/夜の観光資源へ期待
新たな夜の観光資源として期待されるプロジェクションマッピングの試写会が10日、うえのドイツ文化村のマルクスブルク城で行われた。
この日は、うるまAVセンター(前川和夫社長)が製作した「DANKE!DANKE!」のプロローグ部分の映像が闇夜に浮かび上がった城に投影され、招かれた長濱政治副市長や、市議会の山里雅彦議長、シギラセブンマイルズリゾートの関係者らを驚かせた。
「DANKE!DANKE!」は、ドイツ語で「感謝、感謝」。嵐の中、宮古島沖で座礁したドイツ商船の乗組員を島の人たちが助けたことから始まった友情の交流をタイトルにし、それを映像化して夜の城に投影した。
同センターの武田誠営業部長は「これまでにもシギラさんの仕事をさせてもらっていて、今回のプロジェクションマッピングのことを紹介したことがきっかけで今回の試写会となった。観光客、島の人たちにも楽しめる新しい夜の観光資源になると思う」と話した。
マルクスブルク城に浮かび上がる映像に驚いた様子の長濱副市長は「映像を見てびっくりした。宮国の歴史をストーリーにして紹介するのも良いし、マルクスブルク城を昼だけでなく夜も活用できる。一括交付金を活用して導入できないかを今後考えてみたい」と話した。
試写会では、マルクスブルク城に次々と投影される映像に「すごいね」「きれいだな」などの感想が聞かれた。