候補者の選考委設置へ/県議選
与党市議団 棚原氏辞退受け
市議会与党議員団(佐久本洋介会長)は12日、自民党宮古支部で会合を開き、県議選(5月29日告示、6月7日投開票)宮古島市区への候補者を選定する選考委員会を立ち上げる方向でまとまった。13日にも西銘恒三郎衆院議員を交えて協議し、正式決定する。選考委のメンバーは与党市議全員と、経済界など各団体の代表らで構成する考え。佐久本会長は「何回も選考委を開くというのは時間的にも厳しい。2、3回で(候補者が)決められれば」と述べた。
選考委設置は、宮古島市区から立候補を予定していた棚原芳樹氏が、体調不良を理由に立候補を辞退することを受けたもの。
一部市民から「市議だけで立候補者を決めて良いのか」という声も踏まえた判断だという。
会合終了後、会見した佐久本会長は「(与党議員団からも)『幅広い人材を求めるべきだ』という声が大半だった」と述べた。
人選作業については「今月いっぱいというより、一日でも早くということだが、いつごろというような確約はできない」とし、「(会合では)どういった人物を選ぶという方針や、具体的な候補者の名前も出なかった」と述べた。
保守系では、現職の座喜味一幸氏が立候補の意向を固めている。
佐久本会長は「座喜味さんとは別に候補者を立てる。(立候補を辞退した)棚原さんに代わる人選を進めていくということだ」と選考委設置の意義を強調した。