05/04
2025
Sun
旧暦:4月7日 仏滅 癸 
環境・エコ
2020年3月15日(日)8:57

砂、砂利など251トン移入/18年度平良港

前年度比7倍 過去最高更新/建設業好況を反映

 沖縄総合事務局運輸部はこのほど、直近の最新統計の2018年度での平良港における船舶積み卸し実績をまとめ、公表した。品目のうち、生コンクリートの材料となる砂、砂利、石材の移入量が建設業の好況で前年度より約7倍の251トンと過去最高を更新した。島外からの移入が急増した背景はホテル建設ラッシュなどが要因とみられる。

 18年度以前の砂、砂利、石材の移入状況によると、伊良部大橋が開通した15年1月31日までの最高移入量は13年度の68トンだった。

 大橋開通後の16年度は69トンが移入され、過去最高を記録。しかし、17年度は前年度より33トン減の36トンまで落ち込んだ。18年度、前年度より215トン増の251トンと急増し、過去最高を更新した。

 生コンクリートは、セメントや水、細骨材の砂、粗骨材の砂利を練り混ぜて一体化の状態にさせたもの。

 砂、砂利、石材の移入急増に拍車を掛けたのは、公共工事や民間工事が活発に展開されたからとみられる。

 リゾートホテルやアパートの建設が相次ぐ中、みやこ下地島空港ターミナル、市未来創造センター、陸上自衛隊宮古島駐屯地などの大型工事が本格化した。建設スピードが需要に追い付かない状態や、新築アパートの借り手が多く空きゼロという空前の好景気から、宮古島バブルと呼ばれる。

 県文化観光スポーツ部は昨年8月、2018年の宿泊施設実態調査結果を発表した。18年末時点の宮古島市の「ホテル・旅館」は前年から12軒増えて58軒。「ペンション・貸別荘」は前年から11件増加し97軒となった。

 市内の建設業の代表者の一人は「今なおアパート建設は続いている。そのために今後も生コンクリートの供給・需要が増えることが予想されることから、砂、砂利、石材の移入も増えるだろう」と個人的に分析した。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2025年5月1日(木)9:00
9:00

子どもは無料や半額

児童福祉週間で各施設   最大11連休となるゴールデンウイーク(GW)が始まっている。入域観光客数がコロナ禍以前に戻りつつある宮古島では多くの観光客が訪れ、各空港が混雑しているほか、島内各地の行楽地では観光客に加えて地元の家族連れなどでにぎわいを見せ…

2025年4月23日(水)9:00
9:00

多良間島、3部門で上位/マリンダイビング大賞

「初めて行きたいエリア」1位/スキューバダイビング専門ウェブサイト   【多良間】年間125万人が利用するスキューバダイビングの専門ウェブサイト「マリンダイビングWEB」が発表した「マリンダイビング大賞2024」の年間ランキングで、多良間・水納島が「…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!