2週間ぶり学校再開/小中高
新型コロナ休校終了
学校に笑顔、活気戻る
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために実施されていた臨時休業(休校)が終了し、宮古圏域の小・中・高校は16日、授業を再開した。児童生徒たちは約2週間ぶりの登校となった。通学路や校内には元気な笑い声が響き、活気にあふれていた。
このうち平良第一小学校では、川上尚栄校長が正門に立ち、登校を見守った。児童たちは「おはようございます」と元気な声であいさつを交わしていた。
川上校長は「2週間、校内は静まり返っていた。卒業式前に再開となって良かった。児童の元気そうな表情を見て安心した」と笑顔で話した。
卒業を迎える狩俣あい梨さん(6年)は「久しぶりに登校でき、友達に会えたのでうれしい。休み中は宿題と卓球の練習をしていた」と述べた。
新型コロナウイルスをめぐっては、2月27日に安倍晋三首相が全国の小・中・高校を休校とするよう要請。県教委と市教委は日までの休校措置を決定した。
その後、県内で感染の拡大が見られないことや、児童生徒の健康状態に特に異常がないことが確認されたとして、16日からの再開となった。
多良間村教育委員会は、当初春休みまでとしていた休校措置を繰り上げ、16日からの再開を決めた。
休校については、共働き家庭からは「急すぎる」などと声が挙がるなど、預かり施設や食事の対応に追われていた。