5人が候補者に名乗り/県議選宮古島市区
保守系選考委、投票で決定へ
市議会与党議員団(佐久本洋介会長)で構成する県議選宮古島市区選考委員会は18日、保守系予定候補者5人から立候補の動機や政策などを聞いた。19日にも無記名投票を行い、1人を決定する予定。立候補に意欲を示しているのは元市総務部長の安谷屋政秀氏(65)、市建設部長の下地康教氏(60)、市議の新里匠氏(42)、平良和彦氏(53)、前里光健氏(37)の5人。県議選は5月29日告示、6月7日投開票で実施される。
選考委員会は、平良西里の自由民主党宮古支部で、約1時間にわたり非公開で行われた。
終了後、マスコミの取材に応じた佐久本会長は「5人にプレゼンテーションをしてもらい、それに対して各委員が質問する形で行った」と述べた。
立候補予定者は「国や宮古島市、多良間村とのパイプ役になりたい」「教育、農業、観光、経済の振興を図っていきたい」などと決意を示したほか、若さや行動力、地盤などをアピールする人もいた。
予定候補者だった市議の棚原芳樹氏が体調不良を理由に立候補を辞退したことから、保守系では「超短期決戦」という見方が大勢を占めており、この日の選考委では「どういった方面から支持が得られると思うか」「健康面は大丈夫か」「家族の同意は得られているのか」「候補者から外れた場合でも選挙協力はできるのか」などと踏み込んだ質問があった。
投票するのは9人の選考委員(与党市議)に下地敏彦市長を加えた計10人。候補者1人に投票し、最も得票の多かった人を候補者に決定するが、全会一致で選出したという形を取る。
立候補予定者の与党市議3人と公明2人、棚原氏は投票に参加しない。