下地康教氏が出馬へ/県議選
保守分裂選挙に
6月7日投開票の県議会議員選挙に向け、市議会与党議員団で構成する選考委員会で保守系予定候補として選定された市建設部長の下地康教氏(60)が24日、退職した。退職辞令交付後に記者団の質問に答え、県議選へ出馬する決意を示した。
下地氏はこれまでの報道で今回の県議選に出馬を決意したと話した上で、「それに伴って3月31日までの公務員生活ということではなく、市民や郡民の皆さんに(県議選への)決意を表明するためにも早期に退職をした。皆さんの協力と支援をお願いしたいと考えている」と述べた。
さらに「(出馬を)決心した以上は皆さんに決意を表明していかなければ皆さんからの理解を得られないと思っている。一日でも早く決意を表明したいと考えて今日に至った」と強調した。
また、「長年、公務員として生活してきた。その中で議員の皆さんを含めて、議会などでも宮古島の政治に関わってきた。そういった経験を踏まえてこれからの未来に向けて、私がこの30年間やってきた行政のノウハウを政治活動に十分生かしたい。そういう思いで(市民や郡民、県民のために)取り組んでいきたいと考えている」と強調した。
下地氏は今後、正式に出馬表明を行うとともに、自民党県連の公認を目指す方針だ。一方、保守系では現職の座喜味一幸氏(70)も県議選への出馬を表明していることから、保守分裂選挙となる。