将来人口5万5000人目指す/市創生推進本部会議
達成向け4項目掲げる/第2期総合戦略安を承認
宮古島市まち・ひと・しごと創生推進本部会議の第4回会合が26日、市役所平良庁舎で行われ、第2期市人口ビジョン・総合戦略案について承認した。将来人口5万5000人の達成に向けて市では、2020年度から7年計画で同戦略を基に各種取り組みを展開していく。
15年度における市の人口は5万1186人。経年的に減少傾向にあることから市では、各種施策を展開して60年に人口5万5000人を目指している。
第2期総合戦略では、その達成に向けて、20年度から26年度までの施策について基本目標4項目を掲げ、それぞれに数値目標を設定した。
基本目標は、①やりがいのあるしごとをつくり安心して働けるようにする②多彩な交流によりひとを呼び込む③結婚・妊娠・出産・子育ての希望を実現し、安心して子育てができる環境を整備する④健康で安全・安心に暮らせる持続可能な島をつくる―の4項目。
そのほかにも、この基本目標に対する横断的な目標として、「SDGs」の推進などを盛り込んだ「持続可能な地方創生を推進する取り組み」も掲げている。
基本目標①における数値目標については、15年度における就業者数2万3297人に対して、26年度は2万4600人を目標値としている。
また、正規雇用者の割合についても15年度における市の40・9%を基準値とし、26年度については、県の15年度における正規雇用割合の47・0%を目標値に設定している。
基本目標④については、15年度における市の平均寿命の男性79・9歳(県内35位)、女性87・0歳(同36位)を26年度は男女とも県内20位を目指している。
さらに、メタボ該当率については、17年度の男性35・4%と女性の13・3%を26年度は男性が25・4%、女性が3・3%を目指している。
この総合戦略では、人口減少が予想される社会の中において、市民が満足して暮らすことができるように、人口減少の歯止めと地域経済の活性化を図るとともに、持続可能な社会の実現に向けた基本目標や政策の基本的方向、実施施策等を定めている