宮古からの支援金を贈呈/宮古毎日新聞社
首里城再建、那覇市に76万円
【那覇支社】宮古毎日新聞社の伊志嶺幹夫社長と真栄城徳泰専務は26日、那覇市役所に城間幹子市長を訪ね、昨年10月に火災で焼失した首里城の再建に向けた支援金として49個人、10団体から託された67万4781円と、役職員から募った9万4000円、合計76万8781円の目録を手渡した。
伊志嶺社長は「首里城の焼失は、宮古島市民も大変なショックを受けている。宮古でも、ほとんどの方が一度は訪れて見学しているので、われわれにとっても心のよりどころ。同じ沖縄県民として、首里城が焼失したことは大変残念なことだった」と述べた。
その上で、「昨年11月8日から募金を始めた。多くの市民、県の退職職員や肉用牛の団体、宮古民謡保存協会や、弊社の役職員から募金が集まった。首里城再建に役立てていただければ、宮古島の市民も喜ぶと思います」と語った。
城間市長は「首里城は本当に県民の心のよりどころ。火災の翌日に現場に行ったが、残念でならない。ただ、ウチナーンチュが下ばかり見ないで、顔を上げて前に動くことができたのは、皆様方のような支援金や声をいただいたから。励まされて、ここまで来ることができた」と述べた。
また、「再建に向けて頑張っていくことをお約束する。正殿などが再建できた際は、ぜひ宮古の皆さんも見に来てほしい。再建の途中も公開されるので、ご覧になっていただければ」と謝辞を述べた。