下地康教氏が出馬表明/県議選宮古島市区
教育無償化など主要政策/事務所開き、支持者ら気勢
6月の第13回県議選宮古島市区(定数2)に立候補する前市建設部長で保守系新人の下地康教(やすのり)氏(60)=自民公認=は1日、平良西里の後援会事務所で立候補を正式に表明した。下地氏は同時に主要政策を発表。農水産業、観光業の充実強化や教育無償化などの若者世代が安心して子育てができる地域社会づくりを強調し、「心豊かに安心して住み続けられる島々づくり」と掲げた。この日は後援会事務所開きも行われ、支持者らが集まり気勢を上げた。
表明会見には後援会長に就いた下地敏彦市長、市議会与党議員団、艶子夫人が同席した。
下地氏は「宮古島のさまざまな課題を30年間の行政経験を踏まえ解決していきたい」と決意を表明。市長、多良間村長、市議会、多良間村議会と一丸となってそれぞれの課題に取り組み、県政に声を届けていくことを強調した。
主要政策では▽産業・生活基盤の充実強化、新たな産業の創出▽島々の発展を支える人材の育成▽歴史風土が息づく島づくり▽若者世代が安心して子育てができる地域社会づくり▽経済発展と社会的課題の解決を両立する未来社会のコンセプト、ソサエティー5・0社会を生き生きと暮らせる島づくり▽下地島空港の活性化と周辺用地の有効活用▽多良間村の産業基盤の整備促進-の7項目を掲げた。
配備が進む自衛隊については「自衛隊の社会的役割、国際的役割をしっかりと認識し、確認をしていろいろな問題に取り組んでいきたい」と述べた。
下地市長は「下地氏は市の建設部長という重責を担ってきた。在任中、大きなプロジェクトを成し遂げてきた。宮古島が発展しているのも彼の力量によるところが大きい。行政能力、部下を統率する能力、宮古島に何が必要かも熟知している。経験を生かし、県政の場でも活躍してほしい」と期待した。