2020年度がスタート/新型コロナで規模縮小
市長「誠実、迅速職務を」
2020年度の初登庁日となった1日、市の定期人事異動辞令交付式がJTAドーム宮古島で行われた。下地敏彦市長らが管理職の異動職員と新規採用職員に辞令を手渡した。下地敏彦市長は訓示の中で新型コロナウイルス問題を取り上げ「誠実で迅速な対応で市民に不安を与えない業務を遂行してほしい」と呼び掛けた。
今回の辞令交付は、新型コロナウイルスの感染予防の観点から規模を縮小して実施。部長昇任者など管理職34人と40人の新採用職員一人一人に辞令が手渡された。
市長部局以外の辞令は、教育委員会が宮國博教育長、消防本部職員には来間克消防長らがそれぞれ交付した。
そのほか、式では40人の新採用職員全員で、誠実かつ公正に職務を執行することを宣誓した。
訓示で下地市長は「市役所は、文字の通り『市民に役立つ所』。この心構えを忘れずに頑張ってほしい」と呼び掛けた。
さらに、全国的に感染が広がる新型コロナウイルスについては「今後の体制をどうするかについて国、県だけでなく市にも迅速な対応が求められている。それぞれの部署でやるべきことをしっかりやれば市民の生命、安全を守ることになるということを肝に銘じてほしい」と訴えた。
新規採用職員には「市民の公僕して頑張るという今の気持を忘れないでほしい。新型コロナの問題で皆さんはすぐにその対策に取り組むことになる。不安を持つ市民の問い合わせに『1年生だから分からない』は通用しない。上司の指示を仰ぎながら市民に安心感を与えるような職務を遂行してほしい」と激励した。
新採用で建設部都市計画課に配属された下地春斗さんは「長い公務員人生が始まったという思いで少し緊張している。新型コロナなどいろいろな問題はあるが、市民のための仕事をしっかり頑張りたい」と意欲を示した。