「ウチナーンチュの心」発信/第39代ミス沖縄
山里さん(平良出身)らが意気込み
【那覇支社】沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、下地芳郎会長)は1日、首里城公園の守礼門前で、沖縄観光を県内外でPRする第39代沖縄観光親善使節・ミス沖縄2020のお披露目セレモニーを催した。
平良久松出身で歯科衛生士の「コバルトブルー」山里ひかるさん(28)は、就任のあいさつで「これまで培ってきた経験を生かし、沖縄の先人たちが築いた伝統文化を通して『ウチナーンチュの心』を県外、世界へと発信していきたい」と語った。
ミス沖縄2020には、山里さんのほか、「スカイブルー」に琉球大学4年の岩本華奈さん(22)=那覇市首里出身=、「クリーングリーングレイシャス」に看護師の新里瑞紀さん(28)=うるま市出身=が就任している。
岩本さんは「大学で観光を学んでいるということもあり、沖縄と世界を結ぶ『懸け橋』として、青空のように、皆さまに元気を与えられるよう努めていきたい」と述べた。
新里さんは「沖縄を離れて生活する中で、沖縄が多くの人に愛されていると感じた。『ゆいまーる』や『うとぅいむち』(おもてなし)の精神の魅力を一人でも多くの人に伝えていきたい」と強調した。
下地会長は「首里城の復興を少しでもお手伝いしたいとの思いで、この場所をお披露目式の会場に選んだ。新たなミス沖縄の3人には、県内外、海外においても、沖縄の先頭に立って、思いっ切り活動してほしい」と激励のことばを送った。
セレモニー終了後、ミス沖縄の3人は、同公園内の「首里杜館」前で、「首里城復興祈念バッジ」を来場者に配布する初仕事に取り掛かった。今回就任した3人は、来年3月31日まで「ミス沖縄」として活動する。