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教育・文化
2020年4月3日(金)8:57

第20期研究教員が入所/教育研究所

幼、小、中連携推進に意欲


教育研究所での研修生活に入った(前列左から)小谷さん、砂川さん、奥平さん=2日、市役所城辺庁舎

教育研究所での研修生活に入った(前列左から)小谷さん、砂川さん、奥平さん=2日、市役所城辺庁舎

 教育力を高める市立教育研究所(田場秀樹所長)の2020年度前期入所式が2日午後、市役所城辺庁舎で開かれた。第20期の研究教員で北小学校の砂川博喜さん(35)と平良中学校の小谷匡輝さん(28)、幼稚園第2期で北幼稚園の奥平千里さん(39)が研修生活に意欲を見せた。

 研究教員(小中学校)は9月30日まで市役所城辺庁舎内の研究所で研修を行う。学校現場で生かすカリキュラムづくりに取り組み、幼、小、中の連携教育を向上させる。

 入所に当たり3教諭が決意を表明した。小学算数が研究領域の砂川さんは「小谷先生と小中連携のカリキュラムを作り、現場の子供たちに算数が楽しいと言ってもらえるような授業づくりをしていきたい」と話した。

 一方、中学数学の小谷さんは「勉強するチャンスと成長できる機会を与えてくれたことに感謝したい。ここで学んだことを現場に還元する」と約束した。

 幼児教育の領域で研究する奥平さんは「幼稚園から小学校への教育の接続の在り方やその重要性が問われている」と明確な研究テーマを挙げ、「入学直後の子供の様子を見ながら、どう送り出せば良いかしっかり研究したい」と話した。

 入所式で田場所長は「幼稚園教諭も迎えることができて幼、小、中連携の強化ができる」と喜び、「研修を通してスキルを高めてほしい」と期待を込めた。

 市教育委員会の宮國博教育長は、「百年の計」に触れながら人を育てることの重要性を強調。「百年先を見て私たちは広く、深く勉強しなければならない。子供たちのために、自分を高めよう」と激励した。


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