きょうから臨時休校/市内幼小中学校
新型コロナで2週間/始業式、入学式は延期に
新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市内の幼小中学校がきょう7日から20日までの2週間、臨時休校の措置を取ることとなった。市教育委員会(宮國博教育長)が6日、臨時会を開き、決定。市内で感染者は発生していないが、県内での感染拡大や県外などへ旅行した児童生徒がいるとして判断した。始業式や入学式は延期となる。会見で宮國教育長は「園児、児童生徒の健康を第一に考え、臨時休業措置に理解いただきたい。人の集まる場所などの外出を避け、基本的に自宅で過ごしてほしい」と呼び掛けた。
県内で感染者が増加傾向にあることから、県教育委員会が県立学校の一斉臨時休校を決定。市町村教育委員会に地域や学校の実情を踏まえ、判断するよう通知が6日に届いた。
臨時会では春休み期間中、児童生徒らが国外や県外に旅行に出掛けた事例が複数件あることが報告された。
宮國教育長は「臨時休業は春休みや夏休みとは違う。本来の休業の趣旨を十分に理解し、危機感を持って慎重な行動をお願いしたい」と警鐘を鳴らした。
市教委の中尾忠筰委員は「感染リスクを考えると経過観察する必要がある。休校した方が良い」と述べた。渡久山ひろみ委員、下地一美委員も賛同した。
各家庭では子供たちの検温を徹底するよう求め、37・5度以上の発熱が4日以上続くなどの症状がある場合、学校および市教育委員会に連絡するよう呼び掛けている。
休校期間中の各学校での児童受け入れは、障がいを持つなど特別な支援を要する児童生徒のみ対応する。
休校措置は期間延長の可能性もある。21日からは再開する予定だが、始業式や入学式については今後判断する。