本土便、全便ストップ/ANA関西便が運休へ
宮古発着 新型コロナ影響
全日本空輸(ANA)は23日、1日1往復(2便)の関西-宮古線を29日から5月6日まで運休すると発表した。新型コロナウイルス感染拡大の影響。これにより、日本トランスオーシャン航空(JTA)、ジェットスターを含めた宮古から本土への直行便がすべて運休となった。本土への往来は那覇経由となる。
宮古を発着する便は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が出る前の24往復(48便)と比べ15往復(30便)が減便となり9往復(18便)となる。
相次ぐ航空便の減便と一部を除いて売店が臨時休業中の宮古空港では24日、搭乗客もまばらで閑散としていた。
新型コロナウイルスの影響で最初に欠航が出たのは2月12日の香港-下地島線。それまでは宮古、下地島の両空港で定期便が那覇-宮古線14往復(28便)▽羽田-宮古線2往復(4便)▽成田-下地島線1往復(2便)▽関西-宮古線1往復(2便)▽名古屋-宮古線1往復(2便)▽香港-下地島線1往復(2便)▽宮古-石垣線2往復(4便)▽宮古-多良間線2往復(4便)-の合計24往復(48便)が運航していた。
国内線ではANAが3月13日に那覇-宮古線で2往復(4便)を減便したのを皮切りに減便が加速していった。
昨年12月から運休していたジェットスターの関西-下地島線が夏ダイヤとなった3月29日に再開したが、4月10日から成田-下地島線、関西-下地島線が運休となり、みやこ下地島空港ターミナルは臨時休館に入った。
29日からは、本土を結ぶ便が全便欠航となることから、那覇-宮古線7往復(14便)▽宮古-石垣線1往復(2便)▽宮古-多良間線1往復(2便)-で9往復18便となる。
28日まで運休予定だったANAの那覇-宮古線4往復(2便)、羽田-宮古線、名古屋-宮古線は引き続き5月6日まで運休する。