市議の國仲氏で一本化へ/オール沖縄勢力
県議選宮古島市区
県議会議員選挙(5月29日告示、6月7日投開票)に向けた宮古のオール沖縄勢力の動きが出てきた。告示まで残り1カ月が迫る中、水面下では現職の亀濱玲子氏(66)、市議会議員の國仲昌二氏(59)で一本化に向けた調整が行われてきたが、27日までに國仲氏を候補者として一本化する流れが出てきた。両氏は近日中にも記者会見を開き正式に発表する見通し。
宮古のオール沖縄勢力の関係者によると、4月中旬に亀濱氏と國仲氏は玉城デニー知事と一本化に向けた協議を行った。
知事サイドは宮古島市区で、オール沖縄勢力の議席を守るためにも今回の選挙は一本化で挑む必要があるとして、「國仲氏で挑みたい」との方針が告げられたという。
現職の亀濱氏については、来年1月予定の宮古島市長選の候補者として調整していくとの考えが示されたと見られる。
今後、両氏とも支援者など各方面への説明を行った上で、4月中にも会見を開き、県議選に向けた方針が示される予定だ。
宮古毎日新聞社の取材に亀濱氏の支持者は「一本化に向けた双方のやり取りがかなり難しかった。残念という声が多い。本人もどうして良いか分からない状況だったと思う」と述べた。
國仲氏の支持者は「一本化に向けてようやくめどが立ったので安心している。これまでの溝を埋めて一丸となって今後の選挙に挑める体制を構築していきたい」と話した。