ドイツ文化村、無人/コロナ防止で利用禁止
恒例イベントも中止
ゴールデンウイーク(GW)初日の29日、例年なら多くの市民や観光客でにぎわう市内の公園などでは今までにない閑散とした光景が広がった。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、市は公園などの駐車場や遊具施設などを閉鎖しており、うえのドイツ文化村では無人の広場にこいのぼりが舞っていた。
市は観光客など島外からの来島者を抑制するとともに、GW期間中の行楽地や観光地での市民の感染リスクを抑制するため、市の施設や公園の遊具施設など約20カ所を5月10日まで閉鎖する。
うえのドイツ文化村やパイナガマ海空すこやか公園などでは、駐車場に「利用禁止(立入も禁止)」などと書かれた張り紙で市民に協力を求めていた。
同文化村イベント実行委員会は「入り口や駐車場にロープを張っており、入れない状況になっている。例年だとイベントを実施するなど多くの人に来てもらっているが、こういう状況なので、こればっかりは」と話した。
子どもと一緒に遊びに来た40代の母親は「外で子どもを遊ばせたいと思っていた。家でずっと遊ばせるのも限界があるが、今は仕方ない」と肩を落とした。