投票所に使い捨て鉛筆/県議選で市選管
感染防止1人に1本/有権者数の4万4000本準備
市選挙管理員会(與那覇巖委員長)は、県議会議員選挙(29日告示、6月7日投開票)の期日前と当日投票所に新型コロナウイルス感染防止対策として、1人1本ずつ使い捨て鉛筆を設置する。宮古島市の有権者数は約4万4000人で、使い捨て鉛筆も同数を準備する。
この使い捨て鉛筆は県選挙管理委員会から、市選管に有権者分が届けられもので、普通の鉛筆ではなく、ゴルフのスコア用などに用いられる鉛筆。
市選管では「もし、書きにくい場合は、普通の鉛筆も貸し出しているので、気軽に声を掛けてほしい」と話した。
県選管では、これまでに各市町村選管委員長に新型コロナウイルス感染症への対応について通知文を示している。
通知文では、投票所等の出入り口へのアルコール消毒液の設置や事務従事者等のマスク着用など、実情に応じた必要な感染症対策を十分に行った上での実施が求められている。
期日前・当日投票所における感染症対策については、事務従事者の検温▽出入り口への対策啓発チラシの掲示▽投票までの間の選挙人(投票者)同士のソーシャルディスタンス(社会的距離)を保つため「印」設置▽記載台の間隔確保▽過去選挙における時間帯ごとの混雑状況の公表―などを行う。
市選管では、こうした投票所における「3密」防止策を徹底する一方で、期日前、当日投票については比較的空く午前11時~午後3時までの時間帯の投票を呼び掛けている。
さらに「期日前投票は例年、最後の3日間が混むので、3密を避けるためにもできるだけ早めの投票を行ってほしい」と訴えた。