県内11市で4番目の高さ/市、受診率向上に協力を
2009年度「特定健診制度」の宮古島市の受診率(速報値・5月14日現在)は32・5%となり、県内11市の中で4番目に高いことがわかった。前年度の3位から1ランク下げた。市福祉保健部国民健康保険課では「目標受診率の達成に向け、今年度も対象者に積極的に受診を呼び掛けていく」としている。
県内11市で受診率が30%を超えたのは宮古島市を含む5市。最も高かったのは南城市の38・9%、次いで石垣市の38・0%、名護市の33・7%で宮古島市は4番目となった。
また、最も対象者の多い那覇市も30%を超え31・1%で11市で5番目の受診率となった。
宮古島市の特定健診受診対象者は、1万2727人で受診者数は4132人だった。
同制度は、40-74歳の国民健康保険加入者を対象にこれまでの住民健診に代わり、メタボリック症候群の予防と改善を目的に2008年4月から始まった。
国が設定した2012年度の受診率65%に向け、市の次年度以降の目標受診率は10年度が50%、11年度が58%。昨年度、県内11市で受診率の目標を達成した自治体はゼロだった。
2012年度以降、国の設定した目標が達成できなかった市町村などの保険者は、ペナルティーとして後期高齢者の医療費に充てる支援金を最大10%加算して支払うこととなり、宮古島市の未達成時ペナルティー額は約8000万円と試算している。