きょうから「三日攻防」/県議選
宮古島市区 3氏最終盤に全力
任期満了に伴う第13回県議会議員選挙は4日から最終盤の「三日攻防」に入る。定数2に現職・新人3人が立候補している宮古島市区は各陣営とも最後の3日間、票の掘り起こしに全力を挙げる。
新型コロナウイルス感染症の影響で難しい選挙戦を強いられているが、5月30日から始まった期日前投票は前回(2016年)を上回る勢いで好調。期日前投票の流れが当日投票につながるかが注目だ。前回の投票率は56・26%と低調だったが、各陣営とも今回は新型コロナの影響でさらに低下すると見込んでいる。
宮古島市区には無所属の現職で4期目を目指す座喜味一幸氏(70)、無所属の新人で前市議の國仲昌二氏(59)、自民新人で前市建設部長の下地康教氏(60)が立候補している。座喜味氏は前回、自民公認で戦ったが今回は無所属。新人の下地氏が自民公認となったことから、保守系は前回と同じく分裂選挙。國仲氏は玉城知事を支えるオール沖縄勢力の立場。4月下旬になって革新系の分裂を回避した。
各陣営とも連日、選挙カーでの街宣や主要交差点での手振りや演説などで支持を訴えている。知事や国会議員らが応援に入り、運動を後押ししている。
期日前投票は6日まで行われる。7日は市内22カ所の投票所と多良間村コミュニティー施設で投票が行われ、即日開票される。
宮古島市区の有権者(5月28日現在)は4万5516人(男性2万2876人、女性2万2640人)。内訳は宮古島市4万4694人(男性2万2429人、女性2万2265人)、多良間村822人(男性447人、女性375人)。