現職・新人3氏に有権者の審判/県議選きょう投開票
保革分け合う構図変わるか/宮古島市区
任期満了に伴う第13回県議会議員選挙(定数48)は7日、投票が行われ即日開票される。多良間村を含む宮古島市区(定数2)に立候補した3人は6日夕、各地で支持者らを集め打ち上げ式を行い、9日間の選挙戦を締めくくった。保革が1議席ずつ分け合ってきた構図が維持されるかが焦点になる。
宮古島市区に立候補しているのは届け順に、無所属の現職で4期目を目指す座喜味一幸氏(70)、無所属の新人で前市議の國仲昌二氏(59)、自民新人で前市建設部長の下地康教氏(60)。
新型コロナウイルス感染症の影響で、観光客が激減し飲食店やホテル、バス・タクシー業界などが大きな打撃を受けている中、3候補者ともコロナ対策や経済振興を政策の重点に掲げて有権者にアピールしてきた。
また、離島振興、農業の活性化、雇用、子育て支援、貧困問題、自衛隊配備の是非など、市民の暮らしを柱にした各種施策を訴えた。
3陣営では、新型コロナウイルス感染防止を図るため、総決起大会など大規模集会を取りやめ。密接を回避するため、有権者と触れ合わずに支持拡大を図るなど、前例のない異例の選挙戦を展開してきた。
宮古島市の投票所は計22カ所で、大神島や宮古南静園など一部を除き午前7時~午後6時まで(平良第一小、南小、東小の各体育館、市役所平良庁舎1階ロビーの4会場は午後8時まで)。開票は午後9時から市平良老人福祉センター(旧市中央公民館)で行われる。
多良間村の投票所は、同村コミュニティー施設で、時間は午前8時~午後7時。開票は午後8時から同施設で行われる。
新型コロナウイルス感染防止の観点から、各投票所では「3密」を避ける対策が取られる。