過去最低の50・32%/投票率
前回を5・94ポイント下回る
7日投開票の第13回県議会議員選挙で宮古島市区の投票率は50・32%と振るわず、前回(2016年)の56・26%をも5・94ポイント下回り過去最低となった。期日前投票は前回を上回って全有権者の19・70%(8703人)が投票し好調だったが、7日の当日投票は朝から昼過ぎまで天気が崩れたことや、新型コロナウイルスの影響などで運動が制限され、短期決戦になり有権者への浸透が十分図られなかった可能性が、過去最低となった要因と指摘されている。
市町村合併で宮古島市区となってからは4回目の県議選。3人が争った08年の投票率は66・45%、12年は無投票、16年は3人が争ったが大きく下落して56・26%だった。今回はさらに下回って50・32%にまで落ち込んだ。
一方で期日前投票は好調だった。連日多くの有権者が投票所に足を運び、8日間で全有権者の約2割が投票した。しかし当日投票は伸び悩み、午前の段階から前回を5ポイント程度下回る状況で推移、最終的には過去最低の数字となった。近年の国政選挙や県民投票でも同様に期日前投票は好調で当日投票が落ち込む傾向が続いている。
宮古島市区の当日有権者数は4万4183人(宮古島市4万3363人、多良間村820人)で全体の98%を宮古島市が占める。