12日までに8割に支給/1人10万円 2万3000世帯
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の特別定額給付金(国民1人当たり一律10万円)事業で、市の対策給付支援室は9日、作業の進捗(しんちょく)状況を発表した。12日までには2万2802世帯に支給する見込み。総額は46億5140万円に達し、対象世帯の8割が給付金を受け取ることになる。
特別定額給付金は、国民1人当たり10万円を給付する新型コロナ関連の国の緊急経済対策で、各自治体が給付業務を担っている。
宮古島市の対象世帯は約2万8000世帯。支援室によると、9日までに届いた申請書は約2万4000件で、対象世帯の9割弱が申請を済ませている。
支援室は1日から給付金の支給を開始した。12日までに約2万3000世帯、総額約47億円を振り込む準備が整った。同事業の予算は55億6000万円のため、8割強が支給されることになる。
支援室への問い合わせは依然多いという。申請から振り込みまでの目安は10日前後だが、支給日の確認を求める電話が多く寄せられている。
また、申請書の不備が相次いでいるが、指定された電話に連絡しても出ない場合が多々あるという。電話連絡が取れない場合は郵送で告知する予定。
支援室では「支給は12日には一山を越えると考えている。心配せずにもう少しだけお待ちいただきたい」としている。
特別定額給付金の申請期限は8月22日(当日消印有効)まで。