追加工事を実施へ/バリアフリー化を推進
利用者の安全・利便性考慮/市未来創造センター
市は市未来創造センターの追加工事として、傾斜地のコンクリート張り、歩道と車道の段差解消、排水溝に上ぶたを設置するなどのバリアフリー化を推進する。利用者らの要望に応えるもの。開会中の市議会6月定例会に工事請負費598万円を補正予算として計上した。12日の市議会文教社会委員会(下地信広委員長)で、下地明生涯学習部長が概要を説明した。
同工事は利用者の安全面と利便性の向上を図るもの。文教社会委員会の承認を得て、本会議で可決されれば速やかに工事に着手する方針。
追加工事は、傾斜地の土砂流失を保護するためリュウノヒゲを植栽したものの、大雨の際に土砂が流失し植栽が活着せずに浸食が進んでいることから斜面をコンクリート張りにする。
また、屋内へ行き来できる階段を設置し利便性向上を図るほか、歩道と車道の段差を解消するためアスファルトを敷き歩行者の安全性を確保する。
子供やお年寄りのつまずき防止と、車椅子の往来をスムーズにするため、排水溝に上ぶたを設置しバリアフリー化を図る。
さらにはイベント開催時には駐車場(210台分)が満杯になることから、利用頻度の低い駐輪場を駐車スペースとして活用できるよう段差解消工事を行う。この工事で約25台分の駐車が確保できるという。
委員からの「ほかにも改修が必要な箇所はたくさんある。これは一気にできないのか」との質問に下地部長は「安全性を優先して早めに実施したい。市民の要望や指摘箇所があればその都度検討していきたい」と述べた。
委員はまた「転落防止柵が低く、隙間も広いことから転落の可能性がある。安全性の観点から最優先に取り組んでほしい」などとさらなる改善を求めた。