水難事故防止標語で佳作/狩俣中 根間、新里さんに表彰伝達
水難事故防止ポスター・標語中央審査会がこのほど行われ、狩俣中学校の根間昌真さん(3年)、新里奈々さん(2年)が標語の部の佳作に選ばれた。県内からの応募約3700点の中から上位6点に入った。同校体育館で24日、表彰伝達式が行われ、宮古島警察署の田場義浩署長が2人に表彰状を手渡した。
受賞作は根間さんが「大人の目 一番丈夫な 命綱」、新里さんが「守ろうよ 一度の命と 青い海」となっている。
田場署長は「素晴らしい作品だ。同じ学校から2人同時に選ばれるのはなかなかないこと。海やプールに行く機会には標語を思い出して気を付けてもらいたい」とたたえた。
根間さんは「地区よりも応募が多い中で選ばれたので、今回の方がうれしい。大好きな海で命を落としてほしくないと思って標語を作った」と述べた。
新里さんは「大きな賞に選ばれてうれしかった。標語には宮古の青い海で水難事故が起こらないようにと思いを込めた」と語った。
県警察本部は県民一体となった水難事故防止運動を推進するため、4月末から8月末までを「水難事故防止運動期間」と定めている。
標語の部には県内から3693点の応募があり、最優秀1点、優秀2点、佳作3点の計6点が入賞した。
昨年の県内の水難事故は69件(死亡38人)発生している。うち宮古管内は7件(同2人)だった。今年に入ってからは管内では1件(同1人)発生している。