3カ月ぶりの公演/マティダ劇場
感染防止対策を徹底
マティダ市民劇場で27日、琉球舞踊のイベントが開催された。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、イベントが自粛されてから3カ月ぶりの公演。収容人数を半減させ、対人距離を確保するなどの感染防止対策を徹底しての再開となる。来場者にはマスクの着用や集団感染発生時の対策として連絡先の記入などを求めていく。
通常の座席数は892席だが、対人距離を取るために1席ずつ空けている。このため再開後の座席は440席に制限される。イベント翌日にはすべての座席を除菌するという。
ロビーには、ソファーの間についたてが設置された。来場者受け付けカウンターには、非接触式検温器も準備したほか、対人距離を取るよう足元に並ぶ位置が指定されている。
トイレも対人距離を確保するために、洗面台と男性用小便器は半分を使用不可とした。
同劇場総括責任者の與那覇俊和さんは「イベントは3カ月ぶりなので感慨深いものがある。これほど間隔が空くのは初めてでスタッフ、出演者も緊張しているのではないか。少しずつ日常を取り戻せていければと感じている」と話した。