深夜徘徊防止訴え/県民一斉行動で会見
大会、パレードは中止
2020年度「青少年の深夜はいかい防止」「未成年者飲酒防止」県民一斉行動(主催・市など)の会見が2日、市役所平良庁舎で行われた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、例年実施してきた市民大会と街頭パレードは中止となった。市や警察、教育関係者らが集い、メッセージなどを発信。青少年の深夜徘徊(はいかい)や飲酒などの問題行動防止に向け、活動を展開していくことを訴えた。
県は毎年7、8月を「夏の青少年育成県民運動」の期間と定め、夏休みを中心とした青少年の非行防止、事件・事故被害防止に取り組んでいる。今回は規模縮小となるが、ボランティアによる夜間街頭指導、青少年の作文や深夜徘徊防止ポスターの募集は実施される。
主催者を代表して下地敏彦市長(代読・長濱政治副市長)は「青少年による非行および不良行為の実態は深刻だ。大人が青少年を夜遅くに連れ出さない、酒が提供される場所への同伴を避けるなど、責任ある行動を示そう」と述べた。
宮古島警察署の田場義浩署長が管内の少年非行状況を報告した。深夜徘徊や喫煙などの不良行為で補導された人数は19年度が182人、20年度(5月末時点)が56人という。