運動場の完成を祝う/リレーで熱戦、歓声響く
芝生青々 結の橋学園
伊良部島小学校・中学校(愛称・結の橋学園、宮城克典校長)で3日、新しい運動場の完成を祝う運動場開きが行われた。青空の下、全校児童生徒322人は芝生が青々と育った運動場に集合し、一定の間隔を空けて整列した。5~9年生による縦割り班対抗リレーで一喜一憂の熱戦を展開し、大きな歓声が響き渡っていた。
運動場開きは、昨年5月26日に開催した開校記念日に合わせ実施する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で7月3日に延期となった。
運動場開き前は、全校児童生徒や教職員などの関係者は、新設の体育館を利用していた。
全校児童生徒322人のうち、小学生が211人、中学生は111人。全員が運動場開きを待ちに待っていた。開校から1年余で、屋外運動場が使える学校生活が改めて始まった。
開会の冒頭、宮城校長は「新しい運動場が造られたことに感謝し、安全祈願と学校を愛する心を持ってください。これまで以上に絆のバトンをつないでください」と激励した。
号砲一発で縦割り班対抗リレーがスタート。走者は全力で走り、次の走者にバトンを渡した。バトンを受け取った走者はバトンを持ち替え、腕を振り、快走。各班のアンカーはゴールテープを切り、笑顔を見せていた。
対抗リレー終了後、生徒会長の高志保優悟さん(9年)は「チーム一丸となって走っていたので楽しかった。これからの運動会や運動場を使う行事では、きょう以上に頑張っていきましょう」と励ました。
市教育委員会によると、整備された運動場の工事名は「伊良部小中一貫校グラウンド整備工事」。事業費は約2億4400万円(野球防球ネット、バックネット、掲揚台を含む)。運動場の面積は1万4000平方メートルで、トラックの1周の長さ200メートル。
現在、遊具の鉄棒やジャグルジム、滑り台、ブランコを整備している。