社会・全般
2020年7月9日(木)8:58
多良間黒豆ジェラート完成
原料生産農家に報告/村職員の塚本さん考案
【多良間】村産業経済課の塚本恭子さんが地域おこし協力隊時代に手掛けていた黒豆(ささげ)ジェラートがこのほど完成した。完成を受けて7日、塚本さんは黒豆の提供など完成まで協力してくれた村内の黒豆生産農家を訪ね、完成を報告するとともに試食してもらった。
試作段階で「豆が硬すぎる」、「煮汁を使わずに作っていたため風味が少ない」など多くの改良点を指摘されたことを踏まえて、完成品は煮汁を使い、黒豆の風味を出すことや多良間島産黒糖も使ったことですっきりとした甘さ控えめな後味に仕上がった。完成したジェラートを食べた生産農家からも好評だった。
塚本さんは「地域おこし協力隊として担当になった時から、黒豆を使った商品が(考案)できないかと農家の皆さんから要望があった」と経緯を説明した上で、「今年収穫した黒豆を使ってようやく完成できた。皆さんの協力のおかげ。感謝している。『おいしい』と喜んでいただきほっとしました」と話した。