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社会・全般
2020年7月15日(水)9:00

宮古初 専門学校開校へ/琉球リハ運営法人、22年4月

市と協定締結 観光と医療福祉ミックス

80人規模 旧中央公民館を活用


専門学校設置に向けた協定を交わす儀間理事長(右)と下地市長=14日、市役所平良庁舎

専門学校設置に向けた協定を交わす儀間理事長(右)と下地市長=14日、市役所平良庁舎

 金武町などで専門学校琉球リハビリテーション学院を運営する学校法人智睛学園(儀間智理事長)は2022年4月に島内初の高等教育機関となる2年制の専門学校を開校する。障がいを持つ人に対応できる観光業従事者の育成を目指したカリキュラムで国内でも例がない新しい分野となる。14日、市役所平良庁舎で市と学校設置に向けた取り組みの協定を締結した。

 学生は1学年40人、計80人規模で旧市中央公民館の建物を利用する。協定では学生募集、地域・企業との連携に協力して取り組むとした。また学生定員のうち宮古島市民8割の確保、卒業生の市内での定住および就職についても連携して取り組むとした。

 儀間理事長は「当学院はリハビリ系の人材を育成している。海洋療法を使ったリハビリ、乗馬のセラピーを実践している。宮古島の海、宮古馬は今やっている人材育成をもっと発展的に実践できるという印象を持った。宮古島は観光の島であり、障がいを持った人、外国人にも対応できる能力を高めるような人材育成をしていきたい」と話した。立地については「きれいなビーチが近くにあり、マリンプログラムに適している 宮古島市に定着できるようなスキームをつくりたい」と話した。宮古島で分校を開校する台湾・長栄大学との連携にも意欲を示した。

 下地敏彦市長は「宮古島市は20歳から24歳の人口が他の年齢層より少ない。進学は島外へ出ないとできないので経済的負担が大きくなるという課題を抱えている。その課題解決に向けて、素晴らしい高等教育機関を作り上げることを期待したい」と述べた。

 専門学校の名称や学科名は近く決定するという。


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