「城東中」校舎建築が着工
来年2月完成目指す/4月開校、9教室新設
城辺地区統合中学校(城東中)の新設する9教室分の校舎建築工事の安全祈願祭が17日、西城中で行われ、市、市教育委員会、工事関係者らが期間中の安全を願った。既存の西城中校舎に加えて9教室を新設する。統合中は来年4月開校予定で、工事は2月完成を目指す。
市では学校規模適正化計画を進めており、城辺地区の4中学校(西城、城辺、砂川、福嶺=2015年から休校)を統合して、現在の西城中に来年4月、「城東中」として開校する。既存の校舎を一部利用しながら、新たに普通教室3、図書室、ランチルーム、音楽室、理科室、家庭科室、技術室を建設する。
特別教室などがあった建物を取り壊し、敷地の北東部分にコの字形で1階建ての校舎を建設。継続して利用する既存の校舎と合わせると口の字形の配置になり、中央は中庭になる。
安全祈願祭は雨の降る中、関係者らが集まり、工事期間中の無事故無災害を祈った。工事は建築1工区を尚輪興建(下地喜広社長)、建築2工区を共和測建(大浦貞治社長)が行う。工期は来年2月26日までで、工事費は両工区合わせて約4億3300万円。1回目の工事入札が不調でやり直しとなったことから、工事開始がずれ込んだ。
学校関係者によると来年4月開校時の生徒数は1年生1クラス、2年生2クラス、3年生1クラスの計4クラス、130人弱が見込まれているという。開校に向けては校章、校歌の歌詞などがすでに決まっており、通学用のスクールバス2台を導入する計画で進めている。