宮古空港 旅客数47万人/20年上半期
前年比39万人減少/コロナ影響 4、5月顕著
宮古空港管理事務所によると、宮古空港の2020年上半期(1~6月)の旅客数は47万869人で前年同期に比べて39万3290人減少した。これまで本土直行便の拡充をはじめ、那覇-宮古便も順調な伸びを見せていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で4月と5月は前年比80~90%減少。5月下旬に非常事態宣言が解除され、本土直行便が再開した6月は回復の兆しを見せるものの、前年比で約65%減となっている。
月別の旅客数は1月が13万2893人で7496人、6・0%増、2月が12万6209人で135人、0・1%減、3月は11万3899人で5万2787人、31・7%減、4月は2万8706人で11万5333人、80・1%減、5月は1万5684人で13万4110人、89・5%減、6月は5万3478人で9万8421人、64・8%減となっている。
路線別に見ると日本トランスオーシャン航空(JTA)、琉球エアーコミューター(RAC)、全日本空輸(ANA)の3社が就航させている那覇-宮古便が31万7787人。航空会社別に見ると便数が最も多いJTAが21万1684人、ANAは9万6309人、RACは9794人だった。
JTAとANAが就航させている羽田-宮古便は7万4937人。内訳はJTAが2万6671人、ANAは4万8266人。いずれもANAの関西-宮古直行便は2万5280人、中部-宮古便は1万7038人。県外路線は4月から旅客数が大きく減少をはじめ、5月は直行便が運休するなどでゼロだった。
一方、非常事態宣言が解除され、直行便が再開した6月の羽田便の旅客数はANAが4489人(6月5日~30日)、JTAが2256人(同19日~30日)となっており、夏場の観光シーズンを迎え県外からの旅客も徐々に回復しつつある。