砂浜環境美化に貢献/宮古青少年の家主催
親子80人が漂着ごみ拾う
宮古青少年の家(島尻政俊所長)は23日、平良の高野漁港北側の白川浜で「海をきれいにしよう~ビーチクリーン~」を実施した。親子連れら80人余がボランティアで参加。漂着ごみを拾い、砂浜の環境美化に貢献した。
体験活動を通して、さまざまな年代との交流を図り地域貢献活動の一環とすることを目的に開催された。後援は県教育委員会。この日は「海の日」で、豊かな海に感謝し、大切さを学んだ。
参加者らは、軍手をはめ、ボランティア用のごみ袋を手にグループごとに取り組んだ。
砂浜には多種類の漂着物が帯状に打ち上げられ、砂浜の景観を損ねていた。参加者は、空き缶やビン類などを回収しごみ袋に入れた。ゴム製の大型漂着物には全員が驚いていた。
漂着物回収後は、海の環境学習を実施。魚など海の生き物が、海に浮いているマイクロプラスチックを間違って食べた場合の健康への影響について知識を学んだ。
島尻所長は「短い時間に皆が力を合わせて活動したので、大変感謝している。宮古の海をきれいにしようとする気持ちが広がれば」と期待を込めた。
参加した片山宗祐君(北小4年)は「初めて参加した。漂着物を拾ったので、砂浜がきれいになった」と感想を話した。