武道館整備を要請/宮古剣道連盟
武道の普及発展で市に
宮古剣道連盟(根間康雄会長)の関係者が28日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、市における武道の普及と発展のために武道館整備を要請した。要請に対して下地市長は「設置場所を含め今後、いろいろ考えたい」との見解を示した。
要請では、市では野球場や陸上競技場などは存在するが、武道館が整備されていないことを指摘。
その上で、根間会長は「市における剣道の競技力向上と普及発展はスポーツアイランドの推進に大きく寄与する。武道推進の拠点となる市武道館の整備にぜひ取り組んでほしい」と求めた。
これに対して下地市長は「統廃合によって使わなくなった学校や、旧町村の庁舎などを活用することも検討するので、設置場所にこだわらないでほしい。各方面と相談しながらいろいろ考えていきたい」と述べた。
同連盟からの具体的な要望事項としては、広さが17・8㍍×31㍍(551・8平方㍍)の広さを確保した武道場を求めている。
そのほかにも、冷房設備や観客席(最低50席)、更衣室・シャワールーム、道場内に大型の鏡設置を要望している。
同連盟が整備後に取り組む内容としては、全国的に活躍している選手等による講習会▽県大会の開催▽島外チームのキャンプ誘致▽剣道を通した国際的な交流-などを掲げている。