「落ち着いた対応を」/下地市長
感染予防の徹底呼び掛け
宮古島市で新型コロナウイルス感染者1人が確認されたことを受け、下地敏彦市長は29日、市役所平良庁舎で会見し、市民に対し感染者の発生を冷静に受け止め、落ち着いて感染予防に取り組むよう呼び掛け。▽マスク着用▽手指消毒▽3密回避-などを改めて徹底するよう求めた。来島している観光客にも同様に感染対策の徹底を訴えた。市は同日、各部の部長級らで構成する対策本部会議を開催し、今後の対応などについて協議。多良間村でも情報の共有を行った。
下地市長は会見で、県において濃厚接触者の検査など、感染拡大防止策が進められることになるとした上で「市としても県の取り組みを支援し、市での感染拡大防止に取り組んでく」と述べた。
県内では感染者が増加していることを指摘。特に重症化しやすいといわれている高齢者や基礎疾患を有している人には、その家族、周囲の人たちに島外への渡航は慎重に判断するよう求めた。
各事業所には感染対策ガイドラインを順守し、これまで以上に徹底した感染対策の継続を訴えた。
「新型コロナウイルスに感染したかもしれないと不安な方は、保健所と相談していただきたい。相談内容で検査が必要かどうか保健所が決める」と話した。