新型コロナ 宮古、新たに男女2人の感染確認
重症化患者を沖縄本島に搬送
県は9日、県関係の新型コロナウイルス新規感染者は、宮古島市の2人を含む159人だったと発表した。この159人には、8日に発表された那覇市松山地区の関係者を対象に行った大規模検査で陽性が判明した71人も含まれている。
宮古地区で新たに感染が判明したのは、建設業の男性(40代)と30代女性(職業確認中)の2人。推定感染経路については、いずれも調査中としている。宮古地区の感染確認は、累計で32人となった。
また、県は同日、8日に宮古から重症化した患者1人を沖縄本島の医療機関に搬送したと発表した。保健医療部の糸数公保健衛生統括監は「宮古でも重症者の治療はできるが、重症度が進む可能性があったため、設備の整っている沖縄本島の医療機関で診るのが良いだろうと、主治医等と議論して決定した」と説明した。
このほか、糸数統括監は県内の感染状況について、「流行は確実に広がっている。新規PCR検査の陽性率が昨日より少し低くなっているが、感染が落ち着いたわけではない。引き続き緊張感を持ち、重症化を予防できるよう医療体制を整えていきたい」と強調した。
米軍関係の新規感染者は4人(キャンプハンセン3人、キャンプコートニー1人)だった。