夏休みなのに公園閉鎖/新型コロナ影響
子供たちの姿なくひっそり
新型コロナウイルス感染症の対策として、市は多くの公共施設を閉鎖している。14日からは県の警戒レベルが第4段階「感染まん延期」に引き上げられたことから、閉鎖する対象施設を屋外の公園やビーチにまで拡大している。
小中学校が夏休みに入った15日、公園やビーチに子供たちの姿はなく、緑の芝生に強い日差しが照り付けるだけで、子供たちの歓声は響いていなかった。平良のパイナガマ海空すこやか公園では入り口に「使用禁止」の告知板が貼られ、8月29日までの閉鎖を知らせ、駐車場の門扉は閉ざされていた。4歳の男の子と訪れた女性は門扉の前で自動車を止め、告知板を見て、残念そうに走り去った。別の女性は「暑いけど、公園で遊ばせようと思って来た。でも仕方がないですね」と言って、帰って行った。
パイナガマビーチや盛加越公園も閉鎖され、駐車場の入り口には駐車禁止を知らせる張り紙がされていたが、中には数台が駐車していた。
一方、前浜ビーチや砂山ビーチ、新城海岸、渡口の浜のシャワー施設は利用可能。午後3時ごろ、砂山ビーチの駐車場には11台の自動車があったが、うち9台は観光客とみられるレンタカーだった。体験工芸村がある熱帯植物園にもレンタカーが駐車していた。
閉鎖されている屋外の主な施設はパイナガマ海空すこやか公園、城辺運動公園(野球場含む)、大嶽城址公園、盛加越公園、カママ嶺公園(テニスコート、スケートパーク含む)、平成の森公園、伊良部カントリーパーク、池原公園、大野越公園、下地公園(野球場含む)など。県独自の緊急事態宣言は8月29日まで。各施設の閉鎖は同日まで続く見込み。