政治・行政
2020年8月23日(日)8:58
県に是正要求提出の動き/コロナ情報格差
市議会与党、全員協開催へ
新型コロナウイルスの関連情報について、宮古と八重山間で行政側が提供する情報量に大きな格差がある問題について、市議会与党議員団(佐久本洋介会長)が県に対し、是正要求を提出する方針で準備を進めていることが分かった。早ければ26日にも市議会全員協議会を開き、日程調整後、県宮古事務所への要請を目指す。
今回の是正要求について、与党議員団からは「再三の市議会、与党議員団からの要請、申し入れに対して県に何ら変化がない」としている。
与党議員の新里匠氏は「市や市議会が求めた迅速で正確な情報の公開に耳を傾けず、結果として市民の不安や恐怖を増幅させていることに憤りを感じる」と、これまでの県の対応に不満を示した。
その上で「市民が求めているのは、迅速かつ確かでできるだけ多くの情報だ。行政に関わる者は市民の命を守ることに責任があることを肝に命じてほしい」と述べた。
24日にも与党内で会合を開き、それを踏まえて同日午後に全員協議会の開催依頼を議会事務局に提出する予定。