島の未来像、課題共有
オンライン研修会を実施/人材育成事業
宮古島型産業中核人材育成事業のオンライン研修会が21日、行われた。市内在住で20~60代の男女計36人の研修生が自宅などから参加。宮古島の未来像と課題などを共有したほか、研修生が考えた事業計画を発表した。
内閣府による事業。島の経済や暮らしに急激な変化が生じている中で、市の未来に必要な事業のプランニングや担い手を育成するため、実践的な研修を2019年度から行っている。
年度は宮古島の価値観を共有し、ビジョンを共に作り、実現できる人材の育成を目指す。研修は来年2月まで実施される。
この日は市内の塾の一室を拠点に、オンラインで研修生とつないで講話や意見交換を行った。
日本アイ・ビー・エムの瀧澤直也エクスペリエンス・デザイナーが講師に招かれ、九つの要素に分けて事業計画を分析する「リーンキャンバス」を説明した。
研修生はリーンキャンバスに基づいて、集落散策ツアーや観光地紹介サイトを提案。「オリジナリティーがあって良い」などと高評価を受けていた。
事業を受託した南西地域活性化センター調査第2部の上江洲豪部長は「やる気に満ちた研修生が多かった。優秀な講師がそろっているので今後が楽しみだ」と述べた。